がん教育
日本は、男性の3人に2人、女性の2人に1人近くが、がんに罹患する世界でも有数のがん大国です。欧米では減少に転じているがん死亡数も、日本では増え続けており、がん対策が遅れています。このような状況を改善するため、2007麺に「がん対策基本法」が施行され、「10年でがん死亡率を2割削減する」という目標が立てられました。しかし、高い喫煙率、低い検診率、「がん登録」制度の未整備などといった課題が山積しており、上記の目標の達成は困難な状況です。みなさんにがんに関する知識、理解を深めてもらうために、病院の外で、一般市民や学生を対象とした啓発活動を行ってきました。ここでは、これまでの活動の成果を報告しています。
活動実績・連載・著書・研究業績一覧
「放射線治療をパンフレットで知る」
がんは放射線治療の時代へ。放射線治療のパンフレットを作成しました。
下記詳細から閲覧できます。
詳細
「アニメで学べるがんの放射線治療(ショート版)」
[アニメで学べるがんの放射線治療」の概要を知って頂くためのショート版(約90秒)です。
ショートバージョン
「アニメで学べるがんの放射線治療」
家庭、学校、地域で、がんの最先端治療である放射線治療について知っていただくために、教育用教材「最先端科学でがんと闘う?がんは放射線治療の時代へ?」をアニメーションで作成しました。
フルバージョン
放射線腫瘍学会版
英語字幕版(Englsih Subtitles)
コロナとがん
発行日:2020年10月23日
出版社:マメハチドリ
新書:209ページ
どうして社会を壊すのか。無知からくるのか、未知だからなのか。特別対談 中川恵一×ヤマザキマリ 東京でコロナ禍について考えた。
医者にがんと言われたら最初に読む本
発行日:2020年8月29日
出版社:エクスナレッジ
新書:191ページ
いまや日本人の2人に1人はがんになる時代。 未来を得るために、がん治療の選択は大変重要です。
そのために本書では、
「がんが見つかったら行うこと」
「知っておくこと10の心得」
「がん治療の正しい治療法」
「お金の問題や、働きながら行うがん治療」
などを具体的に紹介します。
知っておきたい「がん講座」 リスクを減らす行動学
発行日:2019年12月14日
出版社:日本経済新聞出版
新書:210ページ
本書はこの日経新聞の連載記事をベースにして,新たに書き下ろし原稿を加え,再構成しました。 がんの「基礎知識」「リスクを減らす生活習慣」「早期発見の重要性」「最新の診断法や治療法」
「社会の取り組み」などを具体的に紹介します。いま健康な毎日を楽しんでいる人にこそ,
知っておいてほしい知識と情報をお伝えします。
がんは働きながら治す! 追補版
発行日:2018年2月2日
出版社:労働調査会出版局
新書:268ページ
これからやってくる「超高齢社会」において、病気を治療しながら仕事を続ける「治療と職業生活の両立支援」が国を挙げて推進されており、2017年10月には「第3期がん対策推進基本計画」が閣議決定されました。日本は、65歳の定年までにおよそ6~7人に1人が、がんに罹患するといわれる「がん大国」です。また、今後も働く人のがんは増えていくといわれ、”がんの治療しながら働く人を支援する”ことは企業においても喫緊の課題となっています。 そこで、本書では日本経済新聞連載『がん社会を診る』の著者である東京大学医学部附属病院放射線科 放射線治療部門長の中川恵一氏を中心に、企業における「働く人のがん」支援について企業側と医療側が知っておきたい知識を1冊にまとめました。 ※追補版製作にあたって、新たに収録した箇所を除き、本書の内容は初版制作時点のものとなります。
最強最高のがん知識
発行日:2017年8月9日
出版社:海竜社
新書:192ページ
これまでのがん常識を覆す本当のがんの話。 がんは怖い病気でも、不治の病でもありません。日々の予防と正しい知識を持つことで、恐れず、慌てず、上手にがんと付き合うことができるのです。 日本は2人に1人ががんになるというがん大国。「自分は大丈夫」という根拠のない自信は捨てて、きちんとがんについて知ることが最も大切なのです。 ぜひ、本書を読んでがんに備えましょう。
知れば怖くない本当のがんの話
発行日:2017年2月8日
出版社:中央公論新社
新書:251ページ
今年は「がん対策推進企業アクション」や教育現場でのがん教育が始まりました。 そこで、がんと現役で闘う中川恵一医師が、既存の「トンデモ本」や、雑誌などの一部的な情報ではない、「本当に必要な正しいがん知識」をわかりやすく説く1冊です。 基礎知識や予防、最新治療法や最新データなどをわかりやすくまとめます。