文部科学省の取り組み
【概要】
生涯のうち国民の二人に一人がかかると推測されるがんは、健康に関する国民の基礎的教養として身に付けておくべきものとなりつつあります。
がん対策推進基本計画(平成24年6月)では、「子どもに対しては、健康と命の大切さについて学び、自らの健康を適切に管理し、がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識をもつよう教育することを目指し、5年以内に、学校での教育の在り方を含め、健康教育全体の中で「がん」教育をどのようにするべきか検討し、検討結果に基づく教育活動の実施を目標とする」こととされています。これまでに、モデル事業を実施するとともに、有識者による検討会を設置し、今後のがん教育の推進に向けて検討を行っています。
◆検討会の設置
有識者からなる「がんに関する教育の在り方に関する検討会(仮称)を設置し、各都道府県で行っている先進事例の分析・調査等を行い、全国に展開させるための検討等を行う。
◆モデル事業の実施
地域の実情を踏まえたモデル事業の実施(22ヶ所程度)
- 教育委員会等によるがんの教育用教材の作成・配布
- 民間会社等によるがんの教育用教材の選定・配布
- 専門医等の講師派遣
- 研修会等
【成果】
○学校教育全体の中で、がんの教育を推進することにより、がんに対する正しい理解とがん患者に対する正しい認識及び命の大切さに対する理解の深化
○自らの健康を適切に管理するとともに、がん予防や早期発見につながる行動変容を促す。
【学校におけるがん教育の在り方について 報告】(PDF)
【学校におけるがん教育の在り方について(報告) 概要】(PDF)