2017/01/24 高悪性度星細胞腫に対する放射線治療の成績
後ろ向き研究
1977-2015年に当院で悪性星細胞腫に対する放射線治療を受けた305例
根治的放射線治療を受けた退形成星細胞腫および膠芽腫
(退形成乏突起膠腫および退形成乏突起星細胞腫は除外した)
2年目と5年目の全生存率は42%と18%であった
2年目と5年目の無再発生存率は37%と17%であった
膠芽腫の生存期間の中央値は16ヶ月、退形成星細胞腫は35ヶ月
(膠芽腫の2年目の生存率は30%、5年目は10%程度であった)
膠芽腫の無再発生存期間の中央値は11ヶ月、退形成星細胞腫は27ヶ月
テモゾロの併用あり群の生存期間の中央値は30ヶ月で、併用なし群は17ヶ月だった
文責:東京大学医学部附属病院 放射線科 野元昭弘/山下英臣