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2015/11/28 食道癌術後再発症例に対する救済化学放射線療法の結果

対象:食道扁平上皮癌 術後再発に対し救済化学放射線療法を施行した49人
デザイン:後ろ向き調査
適格基準:食道扁平上皮癌術後再発
除外:リンパ節転移以外の遠隔転移を有する
症例数:49例
対象年:2000/11月−2015/3月
併用化学療法:NDP+S-1、NDP+5-FU、その他
成績:再発後の2年生存率=49%、2年無病生存率=36%
副作用:白血球減少症 G3=35%、G4=7%、粘膜炎 G3=4%、晩期心不全 G3=2% 
結論:術後再発に対する救済化学放射線療法は有効で、長期生存を得る症例も認められた。
術後再発までの期間が15ヶ月以内の症例は再発後の生存期間に対する予後が不良であった。


文責: 東京大学医学部付属病院 放射線科 切通智己/山下英臣