2014/11/17 強度変調回転照射(VMAT)を用いた肺のピンポイント照射(体幹部定位照射)の治療成績について
当施設での強度変調回転照射(VMAT)を用いた肺のピンポイント照射(体幹部定位照射)の成績が Radiation Oncology 誌(2014年 9巻 243ページ)に掲載されました。
(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25385062/)
2010年10月から2013年12月までの期間に照射した症例の成績です
原発性肺癌:51症例 転移性肺腫瘍:16症例 (表1)
末梢病変:PTV-D95に50Gy/4分割(古い症例) → 55Gy/4分割(最近の症例)
中枢病変:56Gy/7分割
観察期間中央値:9か月(最長:39か月)
原発性肺癌では3年目の局所制御率:92%(図1)
ステロイドを投与した放射線肺臓炎は9%
↑ 表1
↑ 図1
↑ 図2
↑ 図3
文責:東京大学医学部付属病院 放射線科 山下英臣