中谷医師が日本放射線腫瘍学会第37回学術大会において「前立腺癌SBRT後の局所再発に対する救済手術」について研究発表しました。
前立腺癌SBRT後の局所再発に対する救済手術について報告する。
SBRT(36.25グレイ/5分割)後44か月目にPSA再発し、
救済RARP(ロボット支援前立腺全摘出術)+骨盤リンパ節廓清を行い、
以後42か月経った今現在再発なく経過している。
初回治療時は、60歳、グリーソンスコア:3+3(1/8本)、iPSA:6.34で、
病期はcT2aN0M0、低リスク群(NCCNリスク分類)だった。
PSA:4.84、MRIで左葉辺縁に拡散制限域あり、PET-CTで遠隔転移はなかった、生検は未施行だった。
手術時間は388分、出血量は40ml、前立腺の周囲との癒着(特に直腸との癒着)が高度だった。
病理で、左葉辺縁移行域にpGS:4+5の病変あり。
ly0, v1, pn1, sv0, EPE0, RM1, LN:1/68だった。
救済手術後の副作用は尿失禁・尿路狭窄ともにグレード2相当だった。
本内容は2024/11に日本放射線腫瘍学会第37回学術大会(横浜開催)で後期研修医の中谷医師が発表したものです。